大抵の人が体験したことがあるとは、思います。
足がつったー!(こむら返り、筋痙攣とも言います)
ふくらはぎ、足の親指、太もも、お腹・・など、急に痛ったたた・・と、
この「攣る」とは、どういうことなのでしょうか?
ストレッチ整体では、攣るは、筋肉をコントロールする神経反射のバランスの乱れであると考えます。
専門的にいうと、随意ではない一過性の強い筋収縮とも言います。
自分では縮めようと思ったいないのに、意思とは関係なく勝手に筋肉が縮んでしまう状態で、筋肉全体が硬直して、痛みや動かしづらさがある状態です。
では、どういうときに攣りやすいのか?
・筋肉が疲れている状態。
・水分やミネラルが不足している状態
→神経や筋膜が興奮が起こりやすい・反応が早く過敏である
→筋紡錘(筋収縮のセンサー)が過敏になり、縮む指令が暴走する・・筋肉が長く伸ばされると縮めという信号が送られる
→疲れや水分・ミネラル不足で、少しの伸びる刺激でも、過敏に縮む信号が送られ縮みすぎる(攣る)
また、筋疲労や水分ミネラル不足は、ゴルジ腱器官(筋弛緩センサー)は作動しにくくなる・・収縮したものを緩めようとしにくくなる傾向があります。
筋紡錘は過敏に、ゴルジ腱器官は機能しにくくなる・・ということが続くと、自分で筋肉をコントロールできなくなり、筋肉が一斉に収縮して止めれなくなるのです。(運動神経の過剰活動)
なので、攣らないようにする対策としては、ふくらはぎや足の裏など、局所的に疲労が溜まらないようにケアをすること(ほぐす、温める、ストレッチなどで血流をよくする)。水分やマグネシウム・カルシウムなどのミネラル不足にならないように摂取すること。
また、筋肉の弛緩センサーのゴルジ腱器官を働かせることもポイントです。これは、筋肉の端の腱の部分に多くあるので、そこを伸ばす刺激を与えるといいです。
例えば、ふくらはぎであれば、アキレス腱を伸ばしたり圧迫したりする。よくする攣ったら伸ばすという行為です。筋肉の真ん中を伸ばすよりは、端の方を伸ばすのがコツです。
攣るということは、身体が疲れていることのサインの一つ!
早めにケアをしてあげましょう。