筋肉の分け方の1つに、白筋と赤筋があります。
よく白筋は魚のヒラメ・赤筋はマグロとして例えているのが有名です。
白身のヒラメは海の砂に紛れてじっとして、獲物がきたら瞬発的に早く動いてとらえる。赤身のマグロはずーっと休むことなく泳いでいる。
白筋は別名で速筋と言われ、短距離向けで瞬発的に大きな力が出て疲れやすいという特徴があります。
赤筋は別名、遅筋と言われ、長距離走向けで持久力があり力は小さめで疲れにくい特徴があります。
白筋は大きな負荷をかけながらする無酸素運動で鍛え、筋肉隆々の太く短いイメージですね。
赤筋は、ランニングやウォーキング、姿勢保持などの有酸素運動で鍛え、細く長い筋肉のイメージです。
どちらも必要な筋肉です。それぞれのスポーツや仕事や生活の仕方で白・赤筋を合わせもちながら暮らしています。
よく有酸素運動がいいと言われますが、それは持久力を高め動脈硬化予防や脂肪燃焼し肥満解消するから。毛細血管が増え血流がよくなり筋細胞内に十分な酸素をとりこめ、糖や脂肪からエネルギーを生み出す。疲労物質をあまり出さずにエネルギー作れ細胞内への酸素供給量がいいのです。息が切れない少しきついくらいの有酸素運動を1~2週間すると体力・持久力がつくと言われます。毛細血管が増えると抹消への血流が増え、肌の血色・ツヤもよく、冷えむくみ解消、心肺機能高まり動脈柔らかくなります。非常に、赤筋を鍛えることはいいですね。
これにプラスで白筋を鍛えるとよりいいのです。赤筋だけでは筋肉の幅が細いので、ある程度太くした方が筋肉に余裕ができ生産力が高まりやすいのです。
ジムで走ってウエイトトレーニングをするのは、そういう意味もあるのでしょう。
あなたが何を求めるかで鍛える筋肉を考えましょう。
整体によくある悩みの、姿勢の保持や痛み・疲れにくい体をしたいという人は、まず、赤筋・インナーマッスルを動かすことをおすすめします。