肩、首のこり、二の腕のたるみなどのお悩みの方が多いです。
肩こりだと、どうしても肩の上をゴリゴリしがち!
肩の上もいいですが、そこだけしていても肩凝りは改善されません。
では、どこをするか?その1つのポイントは「脇の下」です!!
なぜ脇の下(腋下)がそれほど重要な場所なのか
・脇の下は体液循環の要所だからです。
まず、頭に向かった血液が下に戻ってくる時の流れの要所です。
そして、脇の下周辺はリンパ節がたくさんあります。リンパ液の流れの要所です。
また、腕に向かう血管が通っていて腕の血液循環の要所です。
これを考えると、脇の下の流れが詰まってしまうと、上半身の流れが全て停滞してしまいます。
流れが悪くなると、老廃物は溜まり、新鮮な血液、酸素が届きにくくなりますね。
そうなると、「頭痛」を起こしたり、「寝不足」「熟睡できない」、「目が疲れる」「鼻が詰まる」「歯が痛い」
などの首から上の頭の問題や、「腕がしびれる」「手がむくむ」「手が冷える」などの腕の問題、
そして肩甲骨の位置を歪めて猫背を誘発するなどの腕や全身に関わる多くの問題にも外すことができない場所になります。
特にストレスやデスクワークなどに当てはまる人に多い”頭痛”や”眠りの浅さ”などは、
脇の下が詰まることで頭に向かった多くの血液が、
頭から血液が戻ってきづらくなっていることが本当に多くあります。
そのために、いくら寝ても疲れが取れなかったり、気分転換もうまくいきずらくなるのです。
腕や頭から多くの流れがある脇の下が詰まると、
多くの老廃物もここでとどまって肩周りの炎症の要因にもなってきます。
炎症というのは、老廃物を強制的に処理するためのひとつの身体の働きです。
肩こりや肩の動きの悪さ、腕の違和感などが脇の下の流れで起こることが分かると思います。
・脇の下には腕や肩甲骨に付く筋肉が複数あります。
大胸筋・小胸筋・前鋸筋・大円筋・小円筋・肩甲下筋・棘下筋・広背筋などなど。
姿勢や見た目の面でもよく問題になる”猫背”や”肩が前に巻いている”、”肩が上がってしまう”などの特徴や
四十肩などのような肩が上がりづらくなる動きの問題などに関わる筋肉です。
これらに共通するのに「肩甲骨」の位置がおかしくなっているということがあります。
「肩甲骨」の位置を変えていくのにも
いかに脇の下を緩んだ状態にしていくかというのは最重要ポイントの1つです。
・脇の下は腕に向かう神経がある場所。
手は第二の脳と言われるくらい、脳と密接な関係がありますし、手を器用に動かすことができたおかげで、
文明が発達し、ものすごく多くの脳の部分と綿密に情報を交換できるように神経が発達してきました。
そして腕へ向かう神経は脇の下を通っています。
頚肩腕症候群と言われる首・肩・腕にしびれや痛み、動きの制限などの違和感を伴う症状の総称があります。
この大きな要因としてあげられているのが”神経の通り”が阻害されることです。
そしていくつかある神経の通りを阻害しやすい要所の1つが脇の下です。
これらのことを考えると、
脇の下をほぐして、ストレッチすることが大事なのがわかります。
血液・リンパの循環だけでなく、神経の伝達、姿勢にも深く関わりますので、
ぜひ脇の下を注視して、ケアしていきましょう!

