腎臓ケアその3です。
その1、その2もご覧ください。
・腎臓ケアその1 冬は苦手 東洋医学的観点 とみやん
https://studio.youtube.com/video/N8klbNjwZ0Q/edit
・腎臓ケアその2 尿生成 老廃物 とみやん
https://studio.youtube.com/video/_Z1gt0f7PcE/edit
その3でも、まずは、腎臓は大事ですよという話から!
腎臓の大きさは、握りこぶしくらいで、1つ約120~150gと言われています。
こんな小さな臓器ですが、仕事量は半端ないです。
その1つの仕事として、赤血球の量を調整していることがあります。
赤血球と言えば、肺のイメージがあります。
もちろん、肺も関連しますが、腎臓とも関連しながらになるのです。
腎臓は、「エリスロポエチン」と呼ばれるホルモンを分泌します。
エリスロポエチンは、腎臓の尿細管周辺でつくられ、血液を製造している骨髄の造血幹細胞に作用して、血液をつくる指示を出し、赤血球の数を調整します。
赤血球の中には、ヘモグロビンが多量にふくまれ、酸素と炭酸ガスに結合したりはなれたりして呼吸が行われます。体内に酸素が必要な時、酸素の供給には赤血球が必要。赤血球を増やすのには腎臓の指示が必要ということです。
これが、なんらかの原因で腎臓機能が低下すると、赤血球をつくるホルモンが分泌されず、血液内の赤血球が減ってしまう。
そうなると、貧血やめまい、立ちくらみに・・・。
そして、酸欠状態が続くと、だるさ・動悸・息切れ・心肺機能低下・脳機能低下にもつながる恐れが考えられます。
んんーーっ、非常に大事な仕事ですね。
それともう1つの腎臓のお仕事。
「骨を強くする」という役割があります。
骨を強くするのに必要な活性型ビタミンDを作っています。
活性型ビタミンDは骨を丈夫にするカルシウムを腸で吸収するときに必要です。
鮭やイワシ、卵黄やキノコ類、日光から得たビタミンDは、肝臓や腎臓で代謝され活性型ビタミンDへ変化してその効果を発揮します。
それは、カルシウムの吸収を助けます。摂取カルシウムが不足していると、尿の中からカルシウムを再吸収するように促します。また、骨へのカルシウム沈着を調整して骨を形成します。(また、ビタミンDは骨・歯だけではなく、免疫力アップや目、うつ、糖尿病、メタボ対策にも注目されている) なので、腎臓の機能が低下すると、骨はもろくなり、骨軟化症、骨粗鬆症、虫歯、カルシウムの関節への付着などにも影響が・・・。
腎臓は、コツコツと黙って働いてくれます。
なので、我々はついつい甘えがち。
腎臓にオーバーワークをさせてしまします。
暴飲暴食、偏食、寝不足、足腰の疲労、冷えは腎負担になりやすいです。
塩分の摂り過ぎ、糖分の摂り過ぎ、足腰の冷え疲れは気をつけましょう!
生活習慣を見直すことで改善されることがほとんどですよ。
今や、慢性腎臓病(CKD)の人は、8人に1人いるようです。
(CKDは健康な人の60%以下まで腎機能が落ちるか、蛋白尿が3ヶ月以上ある状態) 他人事ではありません。
骨を強くする、赤血球をつくるという大事な役割がある腎臓!
しっかり、調整してもらえるように、ケアをして強化もしましょう!!