大腿直筋って、聞いたことはありますか?
ストレッチ整体するときに、チェックするポイントとなる筋肉の1つです。
太ももの前にある大腿四頭筋のなかの1つでもあります。
その大腿直筋の起始は、下前腸骨棘,寛骨臼上縁,大転子内側上部にあり、
そして停止は、脛骨粗面にあります。
股関節と膝関節をまたぐ二関関節で、股関節を屈曲・膝関節を伸展させる作用があります。
大腿直筋が短縮し固くなると、骨盤が前傾しやすくなります。
それが反り腰を誘発したり、膝関節を曲げるのを制限したりします。
腰痛や膝の前の痛みにつながることも考えられます。
座りっぱなしの姿勢は、股関節は曲がったまま・膝関節も曲がったままで、大腿直筋を動かさないので、機能が低下してしまいますよね。
大腿直筋が適度に使われていると、下半身の安定性を高め、膝関節や腰の負担を軽減します。長時間の大腿直筋の固定は、膝腰の負担を増やしているということです。
なので、大腿直筋をほぐして、使える状態にする!そして、スクワット、歩行などで股関節膝関節を動かす!ことが大事なことがわかるかと思います。
また、『寛骨臼上緑』に付着する部分にも注目。この腱は関節包にも付着しているので大腿直筋が緊張すると股関節の関節包も緊張して、股関節の関節内運動が制限されてしまうのです。
そして股関節の、関節包,関節唇などの組織にメカニカルストレスを与えて炎症を起し、痛みの原因になってしまいます。
股関節の痛みがあり、大腿直筋の緊張が強い方にも大腿直筋を緩めてあげましょう。