私は歩いている時、「足音がしないねー」、「いつの間に後ろにいたのー」とか言われていました。
着地の仕方は気にはしていませんでした。
こういう体に関する仕事をしていくにあたり、歩き方も勉強しないといけないなと思い、いろんな本を読みあさりました。
そうすると、大半が「踵から着地して大股で歩け」と書いてあります。
その真似をすると、確かに足の筋肉はよく動くのですが、何か疲れたのです。
慣れてないだけかな?と思ってました。
でも、兼子ただしさんの本を読んで、「これだ」としっくりくる内容と出会いました。
踵着地ではなく、つま先かフラット着地で!という内容でした。
踵は元々、着地に適した構造ではない。
ボルト選手やアフリカのマラソン選手は踵着地をしていないのです。
足への負担も、踵着地のほうが2倍以上は負担が掛かっているようです。
試しに、その場でジャンプしてみてください。
踵から着地! しませんよね。
踵から着地したら痛くてたまりません。関節や体を壊すということです。衝撃を吸収できないんですね。
つま先側から着地するとクッションの役割ができ衝撃吸収してくれますね。
長い間歩くことを考えれば、踵着地は体を壊すのでは・・。
その分、今の靴は踵を圧底にしているようですが・・。
あと、その場歩き(足踏み)も踵着地ではないですね。
これを踵着地で足踏みすると、段々姿勢が崩れていくか、無理に背筋を伸ばそうとすると背中が痛くなります。
つま先(母指球・小指球)かフラットで着地すると、姿勢がよく余分な力が抜けて足踏みできるのがわかります。
衝撃を吸収するし、重心移動もスムーズになるし、姿勢も安定するのが実感できます。
私は子供の頃から、木登りをしたり、海の砂浜を歩いたりよくしていたので、足の使い方が自然にできていたのだと思います。
だから、私は踵着地派ではありません。
ただ、体の使い方的に踵着地が合っている人もいるかもしれませんので、一概に絶対とは言いません。
まだ、研究中です。
皆さんも、体の根っこの大事な足のことです。考えてみてください。